統合失調症の亡き母  ~娘の体験記~

私が中学3年生の時に母が統合失調症になりました。それから約7年(現在)に至るまでの私の気持ちや体験を書いていきたいと思います

統合失調症の発症時

 
 

早速、書いていこうと思います。

 

病気の発症

私が中学3年生の時でした。私はその時、思春期&受験期でとにかくイライラしていました。当然、親にもあたり反抗的でした。

中学1、2年生までは帰ってきて、学校であったことや母の愚痴などをお互い言い合っていた関係でしたが、思春期に入りだんだんと自分の価値観と、母の価値観にずれを感じるようになってきました。それで対立することもあり中学3年生の頃には私からはほとんど母と話さなくなり、避けるようになりました。

母が私に何か言ってきたときには、うるさい。といって突き返していました。

そんな関係のときに私は受験期にさしかかり、自分の学力よりも高い偏差値の高校を目指していたので、勉強に必死でした。母のことを気にかける余裕なんてなく、自分のことで精いっぱいでした。

なんとか志望校に合格でき、高校生活にあこがれと期待を抱いていた時、母から「誰かが自分に悪口をいってる」「服装が変だってバカにしてくる」などと言ってくるようになりました。いわゆる幻聴です。陽性症状が表れ始めました。

 

母の初期の幻聴は、実際は違うのに私まで、そうなのかな。誰かが悪口言ってるのかな。と思うほどリアルでした。でもいくら私が耳を大きくして周りの様子を観察しても

誰もいってないんですよ。だって幻聴だから私には聞こえるはずがない。

私が、「勘違いだよ、誰も言ってないよ」と言っても母は「いや、いってる。怖い。」って言ってくるんですよ。

 

ものすごく怖かったです。母がだんだんと症状が悪化していき変わっていくのが。

その後、私が中学卒業の直前に母が入院しました。

当時、病気の知識も何もなかったのもあり、だいぶ自分を責めました。うちが、母にうるさい。って言ってちゃんと話さなかったからだ。って思っちゃいましたね。

とても悲しかったです。母親を求める気持ちと、現実とのギャップに。

子どもからしたら、いくらうるさいって言っても本当はいてほしいんですよ。気持ちをしっかり受け止めてもらいたいから、反発するんですよ。

だけど、現実では母が入院してしまって近くにいません。寂しかったですね。

 

今日はこのくらいです。